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2024年サイエンスフォトコンテスト結果発表

最優秀賞

東京都世田谷区立八幡小学校 5年 米田博英さん「逆立ちしていないのに…」

【写真の説明】
スプーンは表と裏で写り方が違うことに最近気付きました。そこで、同じスプーンを表と裏の状態で二つ並べて写り方を比べてみました。どちらも自分だし、どちらも同じスプーンなのにとても不思議です。

【カメラ】
Nikon z50

優秀賞

青森県 中学校 1年
「氷のように割れた水風船」

【写真の説明】
氷のようにきれいに割れた水風船

【カメラ】
CANON 1Dマーク3

工学院大学附属高等学校 3年 河合拓未さん
「都内から見る夜空」

【写真の説明】
奥多摩に部活の合宿で行ったとき、あまりに奇麗な星空に感動し、撮影しました。写真は長時間露光すると受動素子を傷めるため短い時間の露光の写真を重ねて撮影することにしました。実際には4:00から4:50までコマ撮りしたものを150枚ほどつなげて製作しました。

【カメラ】
EOS 5D MarkⅢ

大阪府高槻市立南平台小学校 6年 田中詩浬さん
「ちょっと待っててね」

【写真の説明】
羽化してから羽を乾かすためにしばらくじっとしているところを撮りました。でてきたさなぎの抜け殻を利用しているのがすごいな、と思いました。

【カメラ】
Canon M100

特別賞

大阪府枚方市立第一中学校 1年 田中瑞希さん
「虹色の影」

【写真の説明】
晴れた日にシャボン玉をしていたら、シャボン玉は透明なのに、影は虹色になっていた。

【カメラ】
スマートフォン(アンドロイド)

福島県立会津学鳳高等学校 2年 鈴木大地さん
「シャーレの中の星空」

【写真の説明】
発光バクテリアの発光が星空のようだったので投稿しました。

【カメラ】
SONY ILCE-7M3

武蔵高等学校 2年 本多琉惟さん
「何か変?」

【写真の説明】
校内で撮影した写真です。
いつも顔馴染みのカルガモですが、たまたまパチリとシャッターを切ってみると、なんと頭にカマキリの幼虫が乗っていました。友人曰くオオカマキリの二令幼虫のようです。
どのような経緯で乗ったのかとても不思議です。

【カメラ】
om-d em-1 mark 2

ナリカ賞

常総学院高等学校 3年 吉田真彩さん
「バンクシー」

【写真の説明】
壁に描かれたバンクシーの作品と思いきや、それは太陽光とコガネグモによって作り出された影でした。影をよく見てみると、こちらを見据えている目のようなものが見える!?手足から伸びる蜘蛛の糸の形にも魅力を感じます。

【カメラ】
Nikon Z50

【伊知地先生の講評】

 今回のサイエンスフォトコンテストも、物理、化学、気象、天体、動物、植物、昆虫、瞬間、顕微鏡など、幅広い分野からの作品が集まりました。

 その中で、最優秀賞となった米田博英さんの作品「逆立ちしていないのに・・・」は、スプーンの表と裏の写り方が異なるのに気づき、その違いをとてもうまく撮影しました。表(写真右)は凹面鏡となって上下左右が逆に写り、裏(左)は凸面鏡になって、左右が逆に写っています。裏と表の特徴を同時に写すのは難しく、よい撮影ポイントを試行錯誤でうまく見つけました。また、着ているものの色や手の上げ方、背景の白もうまいバランスで、良い作品となりました。

「自然の変化・現象に気がつき」「それを記録し」「報告する」ときに、写真で伝えるための写し方(ピントの正確さ、どの範囲をどの角度から写したらよりよく伝わるかなど)に工夫を加え、さらにすばらしい作品をつくってほしいと思います。これからも、自然の変化や科学現象に目を向け、そこで感じたこと・発見したことを写真で記録し、伝えてください。