位置エネルギーを利用した発電のによるエネルギーの変換によって、エネルギーの保存、損失、効率を調べる。
実験概要
ペットボトルに水を入れ、1.0mの高さから落とし、プーリー付き手回し発電機を回し豆電球を点灯させます。
位置エネルギーと発電した電力量のデータをもとにエネルギーの保存、損失、効率などを考えます。
ペットボトルに水を入れ、1.0mの高さから落とし、プーリー付き手回し発電機を回し豆電球を点灯させます。
位置エネルギーと発電した電力量のデータをもとにエネルギーの保存、損失、効率などを考えます。
使用する製品
B10-2639プーリー付きゼネコン実験セット PE-W
実験の手順
① プリーつきゼネコン、豆電球、電流計、電圧計などを使って、豆電球を光らせる回路を作る。
②ペットボトルのおもりを1.0mの高さまで巻き上げた後、おもりを落下させて発電させる。そのとき、エネルギーセンサを使って、電気エネルギーを測る。電圧、電流も同時に測ります。
③おもりが1.0mの高さで得られる位置エネルギーと発電した電気エネルギーを調べる。
④おもりのもつ位置エネルギーの大きさに対して、電力量の比率は何%だったか求める。
⑤おもりの水の量を変えて電力量を測り、損失や効率のちがいを比較する。
実験結果
1.0mの高さからペットボトルを落としはじめると、おおよそ一定の速さで落ちます。
エネルギーセンサでグラフを描くと、電圧、電流が一定に推移し、エネルギは時間に比例して増える様子がわかります。
ペットボトルの持つ位置エネルギと電力量は次のようになります。
質量(kg) | エネルギ(J) | 電力量(J) | 効率(%) |
---|---|---|---|
0.5 | 4.9 | 1.33 | 27.1 |
1.0 | 9.8 | 3.07 | 31.3 |
1.5 | 14.7 | 14.7 | 28.9 |
当社の実験の結果では、3つの質量を比べると、荷重1.0㎏が最も発電量の効率が高くなります。
発電の効率はシステム全体で30%ぐらいになることがわかります。