水溶液の中和滴定と導電率の測定
実験概要
滴下量によるpHの変化と、導電率の同時測定を行う。
使用する製品
E31-8200-23 ワイヤレス導電率センサ GDX-CON(Go Direct)
用意するもの
・塩酸 0.1 mol/L
・水酸化ナトリウム 0.1mol/L
・100 mLビーカー
・マグネットスターラー
・撹拌子
・コンパクトスタンド(小型スタンド)
・pHセンサ
・滴定センサ
実験の手順
① ビーカーに0.1 mol/Lの塩酸を20mL程度入れ、撹拌子を入れてマグネットスターラーにセットします。
② 滴定センサをスタンドに固定し、滴定センサの滴下検出部の上にビュレットの先端が来るように固定します。
③ pH センサを滴定センサの穴に挿し込み、ビーカー内にpHセンサの先端が入る位置に調整します。更にセンサ同士が触れないように、導電率センサも入れます。
④ビュレットに0.1 mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液を50mL程度入れます。
⑤pHセンサ、滴定センサをそれぞれ端末と接続します。2つのセンサを接続すると自動的に、横軸が滴下量、縦軸が導電率、pHに設定されます。
⑥ビュレットのコックを開き溶液を滴下します。上下2つのコックのうち、上が滴下調整用、下がON/OFF用です。1秒間に1滴程度ゆっくりと滴下するように上のコックで調整します。
⑦測定が終了したら、滴定センサ専用ビュレットのコックを閉じます。
実験結果
上のグラフが導電率の変化、下のグラフはpHの変化(0.1 mol/L塩酸に、0.1mol/L水酸化ナトリウムを滴下したとき)です。横軸が滴下量、縦軸が導電率、pHを示しています。