実験事例集化学2021_検索ハイライト無
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頁3※価格表示は、太字が希望小売価格、( )内の数字は消費税込みの価格です。※総合掲載頁は総合カタログ2021・22年度(Vol.57)の頁となります。※その他の製品も多数とり揃えております。総合カタログ、消耗品カタログ「サイボックス」と併せてご利用ください。内容㋑ 溶液とその性質溶液とその性質に関する実験などを行い、身近な現象を通して溶媒と溶液の性質の違いを理解すること。(イ) 溶液と平衡㋐ 化学反応と熱・光化学反応と熱や光に関する実験などを行い、化学反応における熱及び光の発生や吸収は、反応の前後における物質のもつ化学エネルギーの差から生じることを理解すること。(ア) 化学反応とエネルギー㋐ 典型元素典型元素に関する実験などを行い、典型元素の性質が周期表に基づいて整理できることを理解すること。(ア) 無機物質㋑ 官能基をもつ化合物官能基をもつ脂肪族化合物に関する実験などを行い、その構造、性質及び反応について理解すること。(ア) 有機化合物解説実験名希薄溶液の凝固点の測定実験ヘスの法則を用いる実験ルミノール反応ハロゲンの性質エステルの合成実験・加水分解実験ア 物質の状態とその変化、溶液と平衡について、次のことを理解するとともに、それらの観察、実験などに関する技能を身に付けること。(1) 物質の状態と平衡ア 化学反応とエネルギー、化学反応と化学平衡について、次のことを理解するとともに、それらの観察、実験などに関する技能を身に付けること。(2) 物質の変化と平衡ア 無機物質について、次のことを理解するとともに、それらの観察、実験などに関する技能を身に付けること。(3) 無機物質の性質ア 有機化合物、高分子化合物について、次のことを理解するとともに、それらの観察、実験などに関する技能を身に付けること。(4) 有機化合物の性質溶液の性質については、蒸気圧降下、沸点上昇、凝固点降下、浸透圧を取り上げ、溶媒との違いを扱う。凝固点降下に関連して、過冷却や溶質の分子量測定について触れることが考えられる。コロイド溶液の性質については、チンダル現象、ブラウン運動、透析、電気泳動などを扱う。また、疎水コロイド、親水コロイド、保護コロイドにも触れることも考えられる。ここで扱う実験としては、例えば、希薄溶液の凝固点の測定などが考えられる。その際、得られた結果を分析して解釈し、溶液の凝固点降下と質量モル濃度との関係を見いださせることが考えられる。熱の発生や吸収については、反応熱が生成物と反応物のもつそれぞれの化学エネルギーの総和の差で表せることやヘスの法則を扱う。化学エネルギーの差については、エンタルピー変化で表す。また、反応熱と結合エネルギーとの関係にも触れる。吸熱反応が自発的に進む要因に定性的に触れる際には、エントロピーが増大する方向に反応が進行することに触れることが考えられる。光の発生や吸収については、身近な例として、例えば、化学発光や光合成などを扱う。ここで扱う熱に関する実験としては、例えば、ヘスの法則を用いる実験などが考えられる。その際、ヘスの法則を用いることにより測定が困難な反応熱を求められるという知識を活用して、実験計画を立案し、実験を行い、その結果を分析して解釈し、求めた反応熱と文献値を比較し、導き出した結論の妥当性について検討することが大切である。また、光に関する実験としては、例えば、化学反応による発光の実験などが考えられる。ハロゲン単体の酸化力の違いを調べる実験などが考えられる。その際、原子の電子配置、イオン化エネルギー、電子親和力、電気陰性度などの資料を示して、酸化力と周期との関係について考察させたり、複数の資料の中から考察に必要なものを選択する必要があることに気付かせたりすることが大切である。原子の電子配置については、カリウム原子では、M殻が最大収容数の電子で満たされる前にN殻に電子が収容される理由や、塩化物イオンでは、M殻が最大収容数の電子で満たされていなくても安定に存在できる理由に触れることも考えられる。エステルの合成や加水分解の実験などが考えられる。その際、あらかじめ反応物の性質、反応条件、生成物の性質を調べさせることが大切である。ご注文品はとご指定ください〔化学〕10 11

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